埼玉県越谷市に10月オープンする国内最大級のショッピングセンター「イオンレイクタウン」は、
巨大な太陽光発電パネルを持つ「エコモール」。
その一角に、電気自動車の急速充電スタンドが設置され、商業施設としては国内初の試み。

駐車場会社や銀行なども充電インフラ設置に関心を寄せています。
この新型急速充電器を開発したのは、東京電力技術開発研究所。
10分の充電で、60km、30分で120km走行可能。
外部から充電可能なプラグインハイブリッド車にも対応できます。
電気自動車の1回の充電走行距離は160kmだが、街中に充電拠点を設置すれば、
「買い物や用事で立ち寄る間に手軽に充電できる。首都圏に100~200箇所あれば便利」
とグループマネージャーの姉川さん。

次世代エコカーの普及には車自体の性能に加え、インフラ整備や支援策など官民の連携が必要で、
上記のような取組みも有効ですが、まだ十分とはいえない状況です。
究極のエコカーと期待される燃料電池車では、燃料の水素が可燃性であるため、
供給スタンド建設の立地、容器の規格、運搬方法などに様々な規制がかかります。
またスタンド運営にも巨額な投資が必要なので、燃料電池自動車の普及には、時間がかかるとのこと。


(記事参考:日経産業新聞8/12)