おはようございます。
相続相談の廣田です。
梅雨が明けましたね！
夏到来です。
今年の夏は暑い…！
と言われていますから、
体調に気をつけて
元気に過ごしましょう。
今日は
「資産一億でも将来が不安！？
お金があっても不安に感じる
理由とは？」
というテーマでお届けします。
先日のことですが、
あるお客様からご相談を受け
ご自宅で長時間話し込んでおりました。
60代の女性の方だったのですが、
将来が不安…と終始
曇った表情をされていらっしゃいました。
”ご主人が亡くなれたばかりなので
精神的に落ち込んでいらっしゃるのか？
それともお金の心配かな？”
と思いきや、
お話を聞いてみるとこの女性
個人で8,000万円超の
資産をお持ちとのこと。
また、
ご主人の相続財産も
3,000万円以上あったそうで、
合わせて1億2千万円ほど
お持ちでいらっしゃいました。
加えて、
遺族年金を月20万円以上
もらっているそうです。
私は内心、
”これだけの資産があって
何が不安なのだろう！？と、
不思議に思いました。
実際に日本では、
老後資金として
一億円の資産を持っている世帯は
わずか１％といわれています。
また60代の金融資産の
平均は2,499万円ほど。
60歳で1億円お持ちの方は
圧倒的に少ないことが
このデータからわかっていただけると
思います。
しかし、
この女性に限らず
たとえお金があっても
不安から抜け出せない方は
いらっしゃいます。
他人からすると
”贅沢な悩みだな”と
思われるかもしれませんが
ご本人は心底、
不安や焦りを感じていらっしゃるのです。
なぜ、そんなことが起こるのでしょうか？
お金への不安から解消されるには、
一体どうしたらいいのでしょうか？
私はそのためには
自分の価値観を明確にすることが
一番大切だと思います。
それは、
自分はなんのために生きるのか？
何が大事なのか？
何が幸せなのか？
など、
自分の軸を明確にして
その軸を優先して
生きていくということです。
お金があっても不安な方は
お金ありきの人生。
いわば、
お金が人生の優先順位の
一番になってしまっているのでは
ないでしょうか？
もちろん、
生きていく上で
お金はとても大切です。
しかし、お金だけに
フォーカスをあててしまうと
何が自分にとって幸せなのか？
わからなくなってしまいます。
お金を貯めるにしても
運用して増やすにしても、
自分の価値観が明確で
それに合わせた目標や目的が
ある方とない方では
全く違ってきます。
例えば
「リタイアしたら
こんな生活をしたい！」
「老後は大切な人と
ゆっくり過ごせるように
マンションを購入したい！」
など、
自分の目標を定めて
それを叶えるために
お金を貯める方は
貯まった時に
達成感を感じられます。
そして、
目標を達成できた際に
新たな目標に向かって
進むことができます。
しかし、
「将来が心配だから、
とりあえずお金を
手元に置いておきたい」
という考えの方は
いくら資産が増えても
満足することができず、
一向に不安の種が
消えることはありません。
これでは、
せっかく資産があっても
幸せを感じることができないのです。
お金のために
自分のやりたい事や生き方を抑えつけて
我慢をし続けている方も同様です。
幸せ値は人によって違います。
自分のものさしを持って
その上で決断をしていかないと
迷ってしまいます。
あるいは
お金をいくら持っているか？
周りよりいかに優れているか？
など、周りとの競争の中で
比較の沼に陥って
抜け出すことができません。
私自身もこの数年間、
自分自身の軸を見つけるために
とことん自分自身と向き合ってきました。
競争の世界で
長年奮闘してきましたので、
そこから脱することは
容易ではありませんでした。
ですが、
自分と向き合って、
自分の大切なものに気づいた今、
心から感じているのは
”毎日がただただ幸せだ”ということ。
それは
決して特別な時にだけ
感じるのではなく、
お客様の役に立てた時や
家族や友人など
大切な方と共に時間を過ごしている時など、
平凡な毎日こそに
充足感や幸福感を感じています。
お節介かも知れませんが、
できれば、
この女性のように
不安に苛まれている方にも
このことに気づいて欲しいと
願っています。
資産形成や介護・相続問題に
賢く対応することも大切ですが、
自身の生き方・考え方に
向き合うことのほうが
さらに大切です。
私は、
そんな人生のコンサルタントとして
あなたと一緒に歩んで行けたらいいな…
と思っています。
それでは、
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
廣田重幸
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