しげしげは見た。

空き家問題の真実

 

​おはようございます。

相続相談のひろたです。

 

4月になりました。

寒暖差の激しい日々が関東では

続いております。

 

あなたがお住まいの地域は

如何でしょうか。

 

本題に移ります。

 

最近、全国で空き家が

増えているというニュースを

よく見ます。

 

少し古いですが、

平成30年の調査で

空き家数は848万9千戸と

過去最多となりました。

 

全国の住宅の13.6%を占めており、

過去20年で2倍の件数と

なっているデータもあります。

(出典)

平成30年住宅・土地統計調査

 特別集計 - 統計局HP

 

イメージとしては、

東京都の住宅戸数が

767万戸なので、

「東京の住宅は全て空き家」

という感じです。

恐ろしいですよね。

 

空き家が増えていると聞いて

何を想像されるでしょうか。

 

・空き家で犯罪が行われる!?

・空き家のままにしてたら

 どうなるの!?

・人口減ってるのかな!?

 

などかなと思います。

  

ここで質問です。

 

そもそも何故空き家が生まれる

のでしょう。

 

もちろん、

住む人がいないからですよね。

 

では、

なぜ住む人がいないのでしょう。

 

あなたは、

都会と田舎では

どちらに住みたいでしょうか。

 

その時のタイミングもあると

思いますが、都会と答える方が

多いのではと思います。

 

それは生活環境として、

病院、公共施設、スーパー、

遊技場等が近くにあり、

住みやすいから。。

 

「人は便利には勝てない」

これが、空き家問題の

原因ではないでしょうか。

 

事実、都会に比べて

地方の空き家が、

どんどん増えています。

 

住まない、売れないだけならまだいいです。

 

売りたいと思ったとき、

すんなり売りに出せるかと言ったら

そうではありません。

 

なぜならば、

名義人が元住んでいた人でないケースがあるからです。

 

これが厄介です。

 

例えば、

実家に一人で住んでいた父が

他界しました。

売りに出そうとして調べると

家の名義が祖父のままでした、

みたいなドラマのような

事があります。 

 

もしそうだと、

昔の方って兄弟が

たくさんいたりするので

法定相続人が何十人って事もあります。

 

売りに出すためには

法定相続人全員の署名捺印が

必要になります。

 

 

そうなると、

全部集めるのに

どれくらいの時間が

かかるか分かりません。

 

お爺さんやお婆さんに

旨を説明し

署名捺印を頂くなんて、

準備をせずにマラソンを走る位大変です。

 

印鑑を集めるにも時間がかかるのに、

建物を壊して更地にするには

数百万もかかります。

 

時間もお金もかけて、

こんな事

誰も進んでやりたくないですよね。

 

だから、手つかずの状態が続くんです。

 

結果、固定資産税の滞納に繋がります。

 

 

このように名義変更がなされていない

土地があまりにも多くなったため、

国は今年の4月1日から、

相続発生から3年以内の登記変更

を義務化しました。

 

名義の変更がなされない場合、

10万以下の過料となります。

 

もし、あなたにも

思い当たる土地や建物があれば

ご注意ください!

 

 

大切なポイントは、

実家の不動産をどうするか、

親が判断能力があるうちに

早めに話し合っておくことです。

 

その上で、

もし売れない不動産だということが

発覚したり、

 

国にも引き取ってもらえない

場合など

 

不動産のことについて

問題があったら、

一度廣田にご相談ください。

 

一緒に対処法を考えましょう!

 

 

何事もことが起こってからでは

遅いもの。

あとの祭りにならないよう

『早めに話し合ってみる』

機会を設けてみてくださいね。

 

本日も読んでいただき

ありがとうございました。

 

 

 

廣田重幸

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