「Something in the present for you
I love you  I love youLOVE5
知らず知らずに書いていました ノートの落書きあなたのイニシャル 
メッセージはポケットの中、誰にも教えないひみつ~♪」という歌詞で始まる尾崎亜美さんの「For You」という歌。
アルバムを買って、擦り切れるほど聴いたのは高校の時だった。この楽曲の歌詞が、卒業を迎える当時の私の心情に合致していたのもあるだろうが、別に学校を卒業するから悲しいというのではなく、公共の場で会えなくなる人との別れが悲しかったに違いない失恋私が良い曲だな~音符と思える最初の出会いはだいたいCMから耳に入り、そこから聞いてみようというのが多かった。尾崎亜美の「For You」も実はCMで聞いたのが初めてだったのだが、最初は中学時代、資生堂のCMで「マイピュア レディー」という尾崎亜美の3枚目のシングル曲に遡る。
当時、尾崎亜美の曲名と、口紅のCMのキャッチコピーが、どちらが先の企画かは定かではないが「マイピュア レディー」であった。なによりもそのCMに出ていた小林麻美(画像の女性)のファンでラブ現世にこんな美人はいないくらいの勢いだった。そこから尾崎亜美を知り、EPのレコードを聴くとこから尾崎亜美のファンにもなった。

「For You 」5枚目のアルバム『LITTLE FANTASY』に収録されていて、マイピュア レディーよりも2~3年後の曲であったと思うが、当時マルイのCMで流れていて、数年前亡くなられた山口美江さんが、マルイの包装紙に包まれるCMのBGMに使われていて、気になり購入したのである。

歌声はもちろんだが、切々と想いを語る歌詞は女性目線からのアプローチなのだが、男性にも痛いほど分かる。元気になれる曲から、沈思黙考の世界に至るまで多くの曲を提供してくれている。切ないけど暗くない。なぜか晴れやかな気分になれる。「For You」はまさにそんな世界観を感じる。
年月がいくら経ったとしても、あの時のあの気持ちを一つの曲が呼び戻してくれる胸キュンソング。当時ほど心が痛くないから、客観的に音楽が楽しめるのかもしれない。尾崎亜美さんの「For You」はそんな切ない思い出の一つと、今を結んでくれている。たくさんいい歌があり、多くのアーティーストに提供もしているが、私にとってはやはり「For You」がナンバー1金メダル懐旧の曲として先ずこの曲を選んだのは、もしかしたら最近の日々に不足はないけど、物足りなさを感じているのかもしれない。変化がないのかなはてな
村上春樹が初期のエッセイで述べていたが、劇的に変化を求めるには「恋」をすることだそうだニコニコ確かにその変化は早いかも…もし恋に能動的な恋と、受動的な恋があるとすれば、ぜひ能動的な恋をしてほしいものだ。「マイピュア レディー」の歌詞に
「あ、気持ちが 動いてる たったいま 恋をしそう」とあるのだが、しそうを、しように変えて唄う人生の方が絶対楽しいと思う音符恋とは、男女間の付き合う付き合わないではない。先ずは恋をすることが大切。生きとし生きるものが平等に与えられている感情の行使とでもいうのか、恋しい対象に打ち込む気持ちを忘れないということかもしれない。
ちょっとした生活の変化を望む時、数曲の懐旧ソングが後押しをしてくれる。きっと誰もが持っているんじゃないのかなと思うと、ちょっと教えてほしくなる耳