335 ドイツ滞在(その3)

 次の日、列車でレーゲンスブルクに到着する。お目当ての宿にタクシーで乗りつける。幸運にも最上階の部屋に空きがあった。窓から高い尖頭や家の屋根が垣間見える。町中に中世の雰囲気が充満している。早速街を散策。ドナウの川べりを下る。船着き場と簡易食堂。ソーセージとビールで昼食を済ます。一日中街を放浪する。教会の螺旋階段を登る。人はあまりいない。いつまでも飽きない街。好きになった。ドナウを下ればパッサウ。確かヒトラーが生まれたオーストリアの街だ。ドナウ川を下ってみたくなった。

 翌朝、また汽車にのりフライシングへ。そこからタクシーを掴まえミュンヘン空港へ。女の運転手であった。早めに着いたので一つ前のフランクフルト便に乗る。おかげでフランクフルトで成田便を5時間以上待つことになる。失敗。(平成7年6月)