333 ドイツ歴訪

 その後、ジュセルドルフのエデンホテルに落ち着く。翌日から郊外のメッセ会場に通う。始めはタクシーで。女の運転手。終日会場を廻って疲れた。翌日は半日で切り上げ、午後はNTTドイツを訪問。夜ドイツ料理を馳走になる。だだ、油の塊の豚足料理には閉口した。3日目は街を散策。イマーマン通りは日本人の通りと言われていて三越も日本料理店もあってほっとした。電車に乗り、城壁に囲まれた小さな街ゾーストにもいってみた。城壁の上を歩いていくと、金髪の少年達がたむろしていた。当時東洋人狩りがドイツでは流行していた。目を合わさないようにしながら、しかも構えてすれ違った。ジュセルドルフからウルムに向かう。ライン川を列車で南下した。途中ハイデルベルクで下車。街中心部のB&Bに落ち着く。お城に登る。観光客の乗るケーブルカーを避け、ひたすら裏の山道を登り、お城に達する。下からみると大きなお城に見えていたが、たった一枚の薄い石壁であったのでびっくり。よく倒れずに残っていると妙に感心した。夜は古い居酒屋でお酒を飲む。1800年代の学生たちの落書きが壁一面に残っていた。古くから大学があったという。地階では学生達が騒いでいた。(平成7年6月)