328 丸岡城、永平寺、福井

 翌4月9日に三国からバスにのり永平寺へ。途中丸岡城に立ち寄る。福井松平藩を監視する本田氏の居城という。3層のこじんまりとしたお城である。鉄砲穴、石落とし等熊本城の宇土櫓とそっくりの構えである。もとは国宝であったそうな。創建当時の姿の城は松本、彦根とそろって国宝。丸岡城も国宝にするなら宇土櫓も十分に国宝の値打ちがあると思う。永平寺は数々の伽藍が立ち並んでいる。見学者はぞろぞろと順路に沿って見学する。さして古い建物はないが、よく整備されている。常時200名近くの研修僧が修行しているそうな。卒業すれば寺の住職になるのであろう。父兄からの献金があり資金は潤沢のようだ。日本人達は足早に見学するが西洋人たちはあちこちで深く瞑想する姿に出くわす。私も西洋人に倣い瞑想する。心静かになる。

 福井市内は徒歩で歩く。城跡には県庁と県警が威張っている。どこぞの城もこんなスタイル。駿河、金沢。お市の方の終焉の地を訪れる。(令和5年4月9日)