速読と記憶の関係について | 作業のスピードアップに役立つ速読術

作業のスピードアップに役立つ速読術

退職後の起業と認知症予防に役立てようと速読術と記憶術に注目。速読には視力回復効果、記憶術には認知症予防の効果がありそうだと、体験した訓練を報告します。

起業に役立つ速読術
お約束の速読訓練を再現中継しています。


速読の技術を会得すると、限られた時間の有効利用が
広がります。

読書時間としてまとまった時間を取ることが当たり前だと
思っていた生活が一変します。

学生なら、勉強時間の短縮につながり、空いた時間をどのように
使うかを想像してみてください。
使い方は自由です。
もう一度復習すれば記憶の定着が強まるし、他の教科もできるし、
散歩やコーヒーブレイクも・・・ワクワクしてきませんか?

社会人なら、目を通しておかなければその先の仕事ができない
情報や、資格試験、昇進試験など知識やデータが必須とされる
ものがあります。

これからも自宅で夜遅くまで勉強しますか?

家庭では家族との時間を大切にしたいですよね。


長文の読み込みや膨大な情報の確認は、速読の技術の
有無によって時間の使い方や、ひいては限られた人生の濃密さに
影響してくると感じます。

多くの人に伝えたいと思いました。

記憶との関連では、特に長文の記憶に速読が強力な
助けになります。


そこで、今日のテーマはお約束の通り、速読と記憶の関係に
ついてです。


$起業に役立つ速読術-明日の記憶a

明日の記憶。
みなさんはこの映画を覚えていますよね。
テレビでも放映されて多くの人が涙したことと思います。

若年性アルツハイマーに罹った主人公の、徐々に進行する
認知障害(記憶障害、見当識障害、学習障害、注意障害、
空間認知機能や問題解決能力の障害など)を映像で見せられ、
怖れとともに改めて主人公を自分に置き換えてみたものでした。

しみじみと記憶について考えた方も多かったでしょう。

記憶って、目に見えないところの問題なので
漠然としていますよね?

$起業に役立つ速読術-記憶と脳

医学的な説明と記憶を記憶術の面から説明すると、広くて深い
理論と実践方法があるので、記憶術を説明する時までおいておきます。

ここでは速読の側面から、速読と記憶がどのように関わっているか
ということを説明しておきます。


短期記憶長期記憶という言葉を聞いたことがあると思います。

明日の試験のためにだけ覚えておく、誰でも経験のある一夜漬け
というのと、半年後の試験のために覚えよう、というのでは
記憶の定着の質が違います。

記憶しておく期間に応じた記憶の仕方があります。

また、長文の記憶と単語や年代、事象など短文の記憶とでも
記憶の仕方を使い分けています。



記憶は、脳内での定着の強さが記憶の強弱の基準になります

では、強弱は何によって分かれてくるのでしょうか?

前にも書いたことがありますが、

記憶の強弱=くりかえしの回数×信号の強さ

と言えます。


くりかえしの回数というのは文字通り、何度も何度も書いて
覚えたとか何度も何度も声に出して覚えたとかいう、あの
「何度も何度も」がそれにあたります。

「何度も何度も」が多ければ多いほど記憶としての定着が
強くなり、その記憶期間も長くなります。



信号の強さというのは、ショックの度合いといえます。

うれしさも悲しさも深ければ深いほど記憶に長く残ります。
「深ければ深いほど」というのが強さの程度になります。




記憶については、さまざまな方法によって正確な記憶定着を
図ろうとしますが、データによると一般には一旦記憶したものも
1時間経過後には50%を忘れてしまうといわれます。

短期記憶が長期記憶に変わるのは、
くりかえしの回数×信号の強さによる強弱による

ということができます。

長文の場合なら速読だけでも記憶定着の量はどんどん
増えてゆきます。
くり返し出来る時間が増えるということですから。


速読はくりかえしの回数にかかわって、速く読めれば
何度も何度も繰り返しの回数を増やすことができ、記憶を強くする
条件を有利にすることができます。

そして、
長文の場合、記憶定着の一つの手段としての「速読」を
例にとると1回の繰り返しごとに記憶定着の量は5~10%増え、
5回繰り返せば、記憶定着の量は25%増えるというデータがあります。


長文を繰り返すのは速読術を身につけている人の方が断然
有利だということがわかりますよね。


速読の早さが増せば増すほど、繰り返しの回数が増えるし
繰り返しの回数が増えれば増えるほど記憶が強く定着することに
なります。
1,000ページどころか、10,000ページでも速読の早さが上がります。
記憶の定着は、その都度確かなものになっていきます。


このように速読は長文の記憶定着に威力を発揮することが
わかります。



今日も長くなってしまいました。

また明日。