日経社説 1/9付 | 専門書だって3~5倍速!落ちこぼれSEの速読術

日経社説 1/9付

がん患者の遺伝情報を解析して最適な治療法を決める検査キットの製造販売が、日本で初めて承認された。
春に保険適用になる見通しだが効果に限界もある。国や医療機関は正確な理解に基づく普及をめざしてほしい。


課題もある。がんには複数の遺伝子変異が複雑に関係しているものも多い。
医療機関は各検査の特徴を患者に説明し、理解を得たうえで実施しなければならない。

海外では限られた遺伝子だけでなくゲノム全体を網羅的に調べる「全ゲノム解析」も本格化しだした。
国民の全ゲノム解析のデータベース構築を進めている。日本もこうした取り組みを急ぐべきだ。
ゲノム医療によって、がんの診断や治療のコストを全体としてどれだけ減らせるのかも、検証していかねばならない。費用対効果を高める工夫が必要だ。っげ