選択肢のないJW2世の人生は難易度がとにかく高い。


そのレベルはその属する会衆の環境にも依存するが

基本的には家族つまりは親のJWへの入れ込み度が大きい。


ただJW2世とはいっても個人の性格などもあるので、一概にこうだと言えないこともある。


現に現役の2世も多くいれば、脱JWして現在はそこまで過去を引きずっていない人もいる。


わたしはと言うと命尽きるまで過去を完全に断ち切ることはできない側にいる。


被害者づらすることなく人生を客観的に普通に俯瞰しても、平均的な2世よりも厳しい歩みをしていると思う。


父は元長老、母は70年代で入信し元90時間時代の開拓者。そして会衆も現在でも同世代の2世独身者率が近隣の会衆より高いという状況。


これには立地面や土地柄が関係してるのか、とにかくお局さんたちの陰湿な交際潰しが原因だと個人的には思っている。


何しろせまいエリアのため、外で誰かと会うと誰かが目撃したり、当時皮肉にも90時間という熱心な徘徊活動でタレコミババアの情報収集アンド拡散には酷いものがあった。

宣べ伝えるものが間違っている世界。


そんな場所で育ったためか、わたしも思考が歪んでいる。そして、理性で感情を抑えることが人よりもはるかにストイックな人間になってしまった。


とくに物欲などに振り回されることは皆無で、流行りの先取り貯金などすらする必要なくコントロールできる。


平均的な日本人の生活レベルの半分以下で生きてきた過去があり、今でも国が決めた最低水準の生活保護以下の生き方でも満足できる人生。


ときどき取り上げられる氷河期世代の悲劇の一例にもれることもないライフスタイル。


そんなわたしだが氷河期世代とJW2世時代が重なったために変なハイブリッド反応が生まれたのは不幸中の幸いだったのかもしれない。


マイナスとマイナスが重なるとプラスになるという数学的な発想。JWじゃなくても世間的にはハードと言われた時代、1700万くらいのうち2、3割にあたる300-400万くらいの非正規労働者がいるという。


JWじゃなくても、もしかしたら厳しい生活にいたのかもしれない。まして、JWゆえに身についたストイックメンタルがないままに。


氷河期世代の始まりは現在55、6歳くらいからで、これからは定年後生活できないという人が溢れる国の問題として扱われることになるだろうから、自分もそこに乗っかれる可能性があるということだ。


マイナスの人生でもゼロに近づいたマイナスになっていけるのかもしれない。


まぁどれだけあがいてもプラスになることはないのだが、もっとも被害を被ったのは、その少し前の世代のJW2世だと思う。


バブル世代の2世。

その親も60年代や70年代のJW屈指のガチガチ信者で当時はムチなどなんでもござれの子育て。


絶対服従の家庭環境に加えて、高校では主に男性だが格闘技問題もあった。当時は学校も厳しく格闘技ができないからという理由で退学という2世もいた。


本当に自分が信じて決定した選択ならいいがそうでなかったら?

親や会衆のためにそうせざるを得なかったなら?


冷静に考えて、中卒の男性が社会的に普通に就職することは困難だ。仮に高卒であろうといざ社会に出てもバブル世代でウハウハの中、その恩恵を味わうことすらできず、JWの活動第一。


その後は氷河期世代になるわけだから、バブル時代を逃したら社会の流れに乗ることは難しい。ましてあなたはバブル世代だったのにという追い討ちの烙印付き。


努力でも取り戻せない人生がある。

もうその世代の人たちが60歳あたりに差し掛かってる。


その原因を作った世代は、今自分たちの健康面のことでいっぱいいっぱい。


復活の希望がとか言いつつ、生きながらえるために病院通い。


忘れてはいけない。

自分たちの子世代は、その医療費すら払い続ける余裕がないということを。

理想的なJWの生き方をすればするほどに。


こんなわりに合わない人生を送るって、一体何のための生まれてきたのだろう。