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劇団四季の新作です。
やっと観ることができました。チケットを売り出し始めたのが今年の始めだったかな、かなり忘れた頃に観る日がやってくるので、毎回何だかラッキーな気がするのです。自分で予約したのにね。

毎回劇団四季を観るたびに自分の仕事にこんなに一生懸命でこんなに緊張感を持ってこんなに楽しそうでこんなにプライドを持てるなんて本当に素晴らしいなぁと感じるのです。私も当然片手間でやっている訳ではないし、真剣に取り組んでいない訳ではないけれど、劇団四季の方々は全員が半端ないんです。

やり直しのできない一度きりのステージで必ず成功させなければならないプレッシャーと言ったら凄まじいはず。いつもコチラも正座をしている気持ちで真剣に楽しみます。

今回の演目は『サウンドオブミュージック』。私が歌を大好きになったことに大きく影響した映画です。有名な『ドレミの歌』は保育園時代にも習ったと思いますが、小学校低学年の音楽の授業で初めて映画を字幕で観て、英語のままの『ドレミの歌』を聞いた時は衝撃を受けました。こんな風に歌いたいなぁと迷わずコーラス部に入部することを決めました。

英語の歌が、こんなに英語とメロディがキレイに合わさっていて私が歌っていた日本語の歌は英語の歌を翻訳したものだったんだということを何となく感じ取りました。

中学校の音楽の授業でもう一度『サウンドオブミュージック』を観る機会がありました。また感動。今度は『ドレミの歌』もいいですが『エーデルワイス』が大好きになり、音楽の授業で自由に自分で選曲をして歌う曲では、迷わず『エーデルワイス』を歌いました。

中学校の部活は小学校の時に自分の声に限界を感じていたのでテニス部に転向していましたが、歌に非常に熱心な学校だったので臨時でコーラス部員を募集したりしてくれて時々仲間に入れてもらったりしていました。

さて、劇団四季さんの『サウンドオブミュージック』は。当然日本語の歌詞です。最初は『英語版が聞きたかったなぁ』と思っていましたが、だんだん聞いていくうちに『日本語っていいなぁ』と思い始めました。劇団四季さんの日本語はとてもキレイでとても丁寧に大切に歌っていてちゃんと日本語の歌になっていました。

素晴らしい歌唱力と本番力と度胸。一人も欠けてはならないステージ上で自分の役割をしっかり理解して決められた通り自分アレンジを加えることなくやりきる素晴らしさを痛感しました。

そこにはやりきるための並大抵ではない練習量が底支えしているのだろう。ステージ上での華やかなのは私たちが観ている3時間。その3時間の裏に何十時間もの地味な練習をコツコツしていなければこんなに完璧なステージを毎日続けられる訳がありません。

私は歌もダメだし本番力もないし度胸もない。劇団四季の要素は全くないので、素直に感動して観させていただくのと、一見地味で小さい練習をコツコツしていく大切さをしっかり学びたいと思いました。