次の日は名古屋城へ。名古屋城に来たのは10年振りぐらいか。あぁ、前に来た10年前は東京と名古屋の中距離恋愛中でした。その恋は見事にフラレて終わったんでした…。
（あ、気を取り直して）
名古屋城も熊本城と同様、本丸御殿の復刻建築工事が始められていた。熊本城の本丸御殿は一足先に完成し、昨年帰省した時にしっかり見物してきた。完成後しばらく経っていたのだが激混み。
故郷のお城だからと、予算集めに成功したと言われている『一口城主』というのになろうとしたが財布に一万円札が入ってなくて断念した。大事な時につめが甘い、それが私なのです。
よく晴れた気持ちのいい一日。一通り見て廻ってから、来る時に気になっていた『二の丸茶亭』という看板に従って進む。
『二の丸茶亭』は小さな日本家屋で、テーブル席と畳席（お茶室風）があり、よくこういうとこにありがちな殺風景な感じはなくて、お抹茶と生菓子をいただきました。
本来はきっと名物なんだろう『金の茶釜』はそこにはいなくて、元々特に期待してはいなかったんだけど、無いとなると見たかった気もする。
和室の方の窓が丸くなっていて、お庭が見えて素敵。家の和室は丸窓に変えたい。ガラスを丸くするのは大変だからなのかはわからないが、壁が丸く刳り貫かれた格好。逆転の発想だなぁと妙に感心した。
最近はアイデアとか考え付いても誰かが既述だったりすることが多くて、私もふと後輩の意見に『○年前にそれやったけど、だめだったよねー』みたいな発言をしている時がある。
気を付けよう、とお茶をもう一口いただく。