名古屋でのお仕事も無事に終了。金曜日だったのでもう一泊して東京に帰ることにする。名古屋に住んでいた先輩に聞いたコチラのお店に。

福岡で言うと中洲(飲み屋ピンク飲み屋)みたいな道をずんずん進んで更にココ?みたいな小さな路地裏へ入ると!ありました。

ん?ココ?ここぉ?
わぁぁ…、失敗かぁ?!
という出で立ちでした。でも予約しちゃっているし、他に行くアテもないし、何だか懐かしいカラオケも漏れ聞こえるし、覚悟を決めて入ってみる。

予約の時に名前とか電話番号とか向こうから聞かれなかったので(自分から名前だけを必死で伝えた感じ…)、実は予約自体取れているかも正直不安でしたが、難なく二階へ誘導してくれました。皆でテーブル囲むフレンドリーな空間。覚悟を決めたのですんなり『食べるぞー』モードへ。

2つテーブルがあり、私達じゃない方のテーブルはチーム同伴みたいな感じで、いきなりうどん食べたりしてます。金曜の夜の過ごし方は様々だなぁと思いながら、食べるべきと言われていた『ちょうちん』を含んでお任せにした。むちゃむちゃ本数があり、途中ストップしてもらったほど。

今日の話題は『お遍路さん』。私の中でのお遍路さんは定年退職した夫婦か、バスツアーのおばちゃま軍団か、悪いことをしたので償いたい40代男性。このぐらい。

意外と若い女性が一人でとかきているとか。

何がきっかけで『お遍路に行こう。』と思うのでしょうか。綺麗な景色ばっかりじゃないし、かといって山道ばっかりじゃなく普通のコンクリートも多いし、泊まる宿もリゾート感はない。

歩いていると『無』になるらしい。一歩踏み出そうとしなくても次の足が出て、当然急いだりもしない。雨が振っても一時中断して連泊したりせずちゃんと次へ進む。

これは何を求めているのか。好奇心か、自己回帰か、やっぱり償いか。
結局この夜は結論が出なかったし、今も分からずじまい。

モヤモヤした気持ちで食べた〆の鶏飯が本当に優しくほっとさせてくれ、結論は先伸ばしになったがそれはそれでいいんじゃないかみたいな気持ちになった。

帰りはやっぱり名古屋駅まで歩くこととなった。