こんにちは!6月診療報酬改定がありました。当院での大きな変更点は院長がドクターブログでお伝えしておりますので、ご覧ください。
本日は今一度、血糖自己測定器加算についてのおさらいです。
自分で血糖を測ってみたらと勧められるけど、誰でも貰えるの?
血糖値を下げる注射薬(インスリン製剤とGLP―受容体作動薬)を使用中の方、妊娠糖尿病の一部の方には、医療保険が適応になりその範囲内で受診時にお渡しします。
上記以外の方は、保険適応にならないため実費購入になります。(当院では販売しておりませんので、薬局または通販サイトなどご利用ください)
血糖測定にはどんなものがあるの?
血糖自己測定する方法には大きく分けて2種類あります。
1➡従来の血糖自己測定:毎回、指先や手のひらで穿刺具を使用して血液からグルコースを測定する(以下SMBG)
2➡間欠スキャン式持続血糖測定:腹部や腕にパッチ式針を貼り、皮下間質液内のグルコース濃度を測定する(以下CGM)貼っている付近に専用のリーダーまたは携帯もしくはアップルウォッチを近づけるだけで数値がわかる(一部使えない機種あり。最新の機種はかざさずに数値がわかる!)
当院で採用しているSMBG器は4種類、CGMは2種類です。
それぞれ特性があるので、その方にあったものを相談して決めています。
SMBGはどれくらいの頻度で測定するの?
血糖変動やその方の病態によって測定していただきたい頻度は違います。
また保険の範囲内で上限も決められています。
回数については医師と相談してください。
費用はどれくらいかかるの?
測定回数やSMBGなのかCGMなのかによって金額が違います。
以下表に示したので参考にしてください(診療報酬に殉じて作成しています)
注1)費用は3割負担の金額です。
注2)ひと月を示しています。
リブレ(もしくはG7)を使用したいです。次はちょうど1か月後(31日後)です。その場合は何をどれくらいいただけますか?
リブレは2個 SMBGの穿刺針とセンサーはひと箱ずつお渡しします。
注)SMBGの穿刺針とセンサーはリブレ2個で28日間の測定ができるため、不足日数をお渡しするため、1箱ずつを受診のたびにお渡しすることはできません。
G7の場合は3個をお渡しすると、31.5日間測定できますので、SMBGの穿刺針とセンサーはあくまで故障時対応としてお渡しする考え方です。
ご存じでしたか?現在CGMは進化を続けており、リブレは昨年秋にリブレ2が発売、G6はG7になり5月中旬に発売し、早速当院でも使用しています。製品の質や精度もどんどん向上していますので、興味がある方はドクターブログにもCGMの情報提供がありますので、ぜひご覧ください。スタッフブログでも新しい製品について詳細を情報提供していきます。
リブレやG7の違いや特性についてご質問がある方、リブレやG7に興味のある方は、医師や看護師にご相談ください。