白玉点滴

 

白玉点滴とは、以前ビヨンセが使用して白くなったのでは?と『ビヨンセ点滴』と呼ばれ海外で話題となった人気成分です。白玉のように、白くもっちりしたみずみずしいお肌になることから“白玉点滴”と呼んでいます。

効果は10回以上継続が望ましいのですが、途中でやめてしまう方も多いです。

当院の患者さんに効果の実感時期を聞いてみると、約3~4回頃から化粧ノリがよくなる&肌質改善が出てくる方が多いです。

 

中身のグルタチオンとは?

 

肝臓や他の細胞などで作られるグルタミン酸・システイン・グリシンという3つのアミノ酸が繋がってできています。

身体の中のほとんどの細胞に存在しているため疲労回復肝機能UPや色素沈着などのシミを改善する効果が望めます。また、加齢とともに少なくなることが知られています、これが老化につながるのでは?という意見もありグルタチオンを補うことで老化防止効果が期待されています。

他、二日酔いの原因(アセトアルデヒド)を無毒化し二日酔いの軽減効果や、アレルギーや喘息を抑える効果があります。

(補:人間以外の他の動物や植物にもグルタチオンは存在します!)

 

Q&A

Q1:グルタチオンを多く含む食品は?

A:肉類/緑黄色野菜/キノコ類/豆類/キウイフルーツ/アボカド/レバー/ほうれん草/トマト/キャベツ/小麦胚芽/パン酵母

 

 

 

キャベツ100gあたりグルタチオンは約11.2mg入っています。・・・ということは白玉点滴のグルタチオン800mgと同量摂取するには・・・キャベツを約7㎏食べる必要があります。そのため、食品の経口摂取でグルタチオンが取りすぎになることはまずありません。 ほうれん草・きゅうりは5.1kgです、無理です。ちなみにトマトだと・・・2.7㎏で、こちらの方がいけるかも。

                                     

Q2:白玉点滴は地黒の人でも効果があるか?                 

A: あります。メラニンの生成自体を抑制します。そのため地黒の方にも効果的です。アメリカだけでなくアフリカでも人気の美白成分です。

 

Q3:白玉点滴で白髪は増えますか?

A: 増えません。メラニンの生成を抑制しますが、医学的に白髪が増えるといった実例は存在しませんので安心してください。

 

 副作用について

身体の中で作られるグルタチオンが主成分のため、副作用が非常に少なく安全性の高い点滴です。

針の穿刺の痛み・内出血/ごくまれに気分不快・発疹

 

パーキンソン病とグルタチオン

パーキンソン病とは、手足のふるえ・硬直・動作緩慢・姿勢異常がみられる病気で、進行性であり有効な治療法が確立していなことから難病指定されています。

発症は主に高齢者ですが、40歳以下で発症する若年性パーキンソン病のケースもあります。

 

パーキンソン病は大脳基底核の線状体という部分でドーパミンの不足が原因であることが判明しており、標準治療ではドーパミンを補うための薬(L-dopa)を使います。

しかしL-dopaの効果は一時的で使用により活性酸素の産生が増加し、病期の進行を早めるという警告もなされています。

一方でグルタチオンは、脳に最も重要な抗酸化物質の一つであり、脳を様々な有害物質から守る役割を担っています。

パーキンソン患者の脳内において、グルタチオンが減少していることがわかっています。

イタリアの大学チームがパーキンソン患者にグルタチオン点滴を投与したところ症状の改善がみられました。アメリカではこの治療法を積極的に行い、非常に有効な治療であると報告しています。現在も臨床研究継続中。


その他の適応疾患  


                   

・閉塞性動脈硬化症
・がん化学療法後により末梢神経障害
・重金属解毒
・風邪の初期症状

 

 

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