どうも、代表です。
最近、「関西学生日本酒連合」という大きな学生日本酒サークルを取りまとめる組織の総長に就任しました。
とてもうれしいのですが、少々荷が重くて気が滅入っています。
関西学生日本酒連合は、2013年に発足した組織で構成員は全員大学生です。
お酒を飲むこと、作ること、そしてそれで学んだことを発信して新たな若い日本酒好きを増やすための活動をしています。
飲酒を伴う活動内容なので未成年者は入会できない規則があり、その為度々存続の危機に瀕していますがなんとか今日の今まで活動することができています。
私は、そんな組織の3代目のリーダーとして抜擢されました。
これは私自身とてもうれしいことで、活動の励みにもなりました。
しかし現実問題として大きく立ちはだかる壁が一つあって、それは後継者の問題でした。
関西学生日本酒連合は代替わりを行う度にどんどん構成員が少なくなっていて、3代目の今期は3回生がほとんどを占める状況になってしまいました。
このままでは、4期目に引き継いだとしても人が少なすぎて活発な活動ができずモチベーションが低下し自然消滅するのではないか?
そんな不安が私の頭の中を駆け巡りました。
たかが学生のサークルのようなもので何をそんな悩む必要があるのか、と思う方もいるかもしれませんが私のような日本酒に魅了されて、そればかりか酒そのものを愛する人間からすると私よりも年下の人間が年々増えていくのに酒を飲まない(嫌いな)人が増えていく現状はとても悲しいことで、何としてでもそれに抗いたい気持ちがあるのです。
そのような現状を打破するためには3代目としてどのようにするか。
それを考えるのが今の私の課題です。
日本酒という世間的には重いコンテンツをどうマイルドにして発信するか。
日本酒を楽しむ、親しむ人の年齢層を下げるにはどうすればよいのか。
考える事はいっぱいです。
長らく、といってもまだ1,2年ほどですが日本酒好きを公言させてもらっていろんなイベントに参加したり手伝ったりしていると様々な人に出会います。
そういった人たちと会話することでようやく自分自身の「お酒」に対する思いが見えてきたと思います。
先程、なぜ私が「日本酒」と書かずに「お酒」と書いたかみなさんわかりますか?
それは、私自身が日本酒に限らずお酒全体が好きだからです。
もちろん日本酒がいちばん好きですけどね。
私は、お酒のもつ文化や歴史、味、それを嗜む人までも全てが好きです。
こう思えるようになったのも日本酒好きの方だけでなく、ビールの醸造家やワインショップの方、数多くのバーテンダーとそのファンたちに出会ったからだと思います。
非常に多角的な目線で酒に対して向き合う人たちを前にして、日本酒だけに傾倒してその他のお酒のことをないがしろにしていた自分の行動を改めました。
どのお酒も日本酒と同じように深い歴史をもっている。そう気づいた私は、様々な酒に興味を持ちました。
そして、それがきっかけでぼんやりと今後の活動の方針が見えたのです。
3代目として引退までにやるべきことは、一人でも多く「お酒好き」「お酒を飲んで楽しめる」人を見つけてあげること、そしてまだその世界を知らない子達にお酒を楽しむことの魅力を伝えることだと。
だから私は、日本酒だけでなく個人的に好きなビールやウイスキー、そして私自身まだ見ぬ世界のワインや焼酎などの世界に学生とともに飛び込みたい。
そして、多くの酒を知って食べ物も知った後にほっこりと日本酒が飲みたい。
これからの酒文化の継承、酒の消費量の増大に少しでも加担するため
日本酒サークルという名前ですが、すこし間口を広げて活動してみようと思います。
長々と失礼しました。
では、また会う日まで。