日経平均株価は大きく上昇した。

前日のダウとナスダックの恩恵を受けた形だ。

為替は円高方向に動いたが特に影響は与えていないようだ。


景気は本当に強いのだろうか。

私はかなり疑っている。

悪材料は無視されている。

これをバブルと言わずなんと呼ぶのだ。

バブルは参加すれば利益が出る。

でもそれは後に待つ下落に比べれば僅かである。

バブルの時の強気派は皆あれこれ理由をつけたがる。

現代は過去とは違う、新しい時代、AIで未来は一変する、水準で見れば高値圏ではない、PERが高くても利益が大きく伸びるから許容できる、などなどきりがない。


踊りを踊るのはよいが、最後まで残り続けてはならない。

バブルは弾ける直前が一番盛り上がっている状態だ。

今強気派の投資家もバブルが弾ければそのほとんどがどこかへ消える。

過去のバブルはこれが原因だとわかった気になっているのが一番恐ろしいことで、その時はほとんどの人が気づいていないということを忘れている。

皆の予想の外側から黒い白鳥はやってくる。

予想の外側からやってくるから黒い白鳥なのだ。


今の相場もそうで、今が安値なのか高値なのかはわからない。

だがいつ反転してもおかしくないという気持ちを持っていても全く損ではないと私は思っている。