同じように発達障害児を育てているママさんのブログで、こわいなと思う事がある。



『家庭でこんな取り組みをして、こんなにも成長したので、やってみてください』


『○○○を取り入れた家庭療育をしています。おすすめです』




って話。





『○○をしたら、こんなに成長したから参考にしてください』


ってのは、逆を返せば


『○○をしなかったら、うちの子はここまで成長しなかった』
って事なの?



じゃあ、今現在、発達障害児の起こす問題に直面して、悩んで苦しんでるママ達は、おすすめする○○をしなかったから、そんな事になってるの?


○○をしたら問題は解決するの?







いやいや、それは違うよ。






行動分析学(ABA)、teacchでも、感覚統合や、ムーブメント、絵カード、その他諸々全て、


『子供の特性や得手不得手を、しっかりと理解し、その上で、本人のベースに合わせたプログラムを組む』




これが基本中の基本で、そこを深く理解していないといけないと思う。







成長を実感し、おすすめするという事は、本人のベースに合っていたんだと思うけど、そのやり方を、他の人がマネするのはとても危険な事だと思う。






他の親が子供にさせていて成長したから、うちもやってみよう!

ってのは、個人的に、本当にやめてほしいと思う。




目の前にいる子は、他の誰とも違う、ただ1人の子だから。





合う合わないは確実に出てくるし、それがまた新たな問題を生む種になることもあるし、そうなってしまっている親子も知っている。




ただ、どんな子でも、必ず成長を促す事はできるから、本人のベースを大切にして、子供一人一人のオーダーメイドのような療育をしてほしいなと強く思う。



そして、
「他の子と違う」
「普通じゃない」
「同じことができない」
「共感できない」
って事で悩んで原因ばかりを追求するのではなく、
『行動は変えられる』と言うことを療育で知ってほしいと思う。














そして、全然関係のない私の話を最後に。。

もの凄くかっこつけた事をいうと、私は、診断の有無だけじゃなく、性別や、思考や、特性なんかも、全て多様性としてお互い認め合える、生きやすい世の中を作っていきたいと本気で思っていて、その小さな小さな一歩が、放課後デイへの転職でした。


子供本人のスキル獲得のサポートは、子供本人の喜びや楽しい気持ちに繋がるはずだからもちろんしたい、でも、それだけじゃなくて、その子をとりまく環境側へもアプローチしていきたい。



息子を取り巻く不思議でユニークな世界を知ってから、私は、もうこの世界のとりこなので、壮大すぎますが、この想いを実現したいとおもっています。。



以上。