@なかの芸能小劇場


秋というにはもう寒い初冬の落語会。今日の前座は金原亭杏寿さん。「子ほめ」を丁寧に演じ、高座を返して、ぴっかり☆さんが登場。1席目は不思議な噺の「声に出して読みたくない天国からの手紙」。小朝師匠から台本を渡されたばかりの新作。オタクの恋人を亡くした実は本人もど変態の女が霊媒師のカウンセリングを受けるという筋。小朝師匠はこの噺で、ぴっかり☆さんに何を課したのだろうか?続いて2席目は「辰巳の辻占」。小狡い年増のお玉を上手に演じて中入り。

中入り後は三味線で民謡2曲を歌ってから「たちきり」。凄く感情移入していて良いのだけれど、前半をもう少し端折って(既に端折ってはいるが)、若旦那が蔵住まいから出て来た後を時間を掛けて演ればもっと良くなると思う。