NBC長崎放送による被爆80年追悼番組に、8月8日・9日の二日間に渡る生番組に出演しました。
先ず、8日の情報ワイド+ニュース番組「Pint」への出演では、私の戦争体験と『フツーの生活 長崎編』上演への動因や意図、それに、あれから80年経った今の長崎の土を踏み、何を感じ、何を思ったか、その感慨深い所見を述べたあと、明日の番組への出演紹介がありました。
短い時間でしたが、私にとってコメンテーターの様な役割は、初体験といってもよく、加えて生放送ともなれば緊張感も一入です。
しかし、NBC長崎放送スタッフ一同様の身に余る温かい歓迎ぶりに救われ、よたよた歩きで、何とか乗り切りました。
「Pint」楽屋にて
まもなく本番
まずはご挨拶
VTR見ています。
生放送で語りました。
その放送がYouTubeに出ています。
https://youtu.be/SBveWjBzMpc?si=ZUBXse8XWbjdI5e0
そして8月9日。
原爆犠牲者慰霊平和式典が行われる長崎平和公園と、その式典会場に隣接する長崎被災者協議会の事務所を結んで送るNBC被爆80年特別番組「NO MORE・・・」の2元放送の現場です。
長崎被災者協議会の事務所です。
この日長崎は雨でした。
ゲストは核兵器の非人道性を発信続け、2024年ノーベル平和賞を受賞された長崎被災協の田中重光氏と、核兵器廃絶長崎連絡協議会のユース代表団に所属し、長崎大学の医学部のバンダービーン新愛(にいな)さん。
左から被災協の田中重光さん、私、バンダービーン新愛さん
まもなく本番です。司会の早田紀子さんと打合せです。
平和公園での式典が現場から中継される画面を確認しながら、ゲストの方が、其々の角度や体験から、戦争の愚かさと狂気の核兵器の絶滅を願い言語化して行きます。
そこに、キリッと前を見据え直す希望が生まれます。
「NO MORE・・・」本番中!
しかし、アシスタントディレクターの差し出す紙に書かれたカウントダウンの数字に追われて、同じ言葉を繰り返す、そんな狼狽えた自分に、十分老いを感じて納得するのだから情けないのです。
さて、何をおいても、私たちの舞台劇、故中島淳彦作『フツーの生活 長崎編』の取材に東京まで御足労頂き、この様なご縁を賜りました事、長崎放送と報道制作部の宮地りか様に心から拝謝いたします。
つづく。(放送でのコメントもまた・・つづく)
式典終了後の長崎を奥さんが散策しました。
平和公園入り口
平和の泉
平和の像
遠くに浦上天主堂
原爆落下中心地 グラウンド・ゼロ
浦上天主堂の門