生きてるかい? | あなたのしるし、私のしるし、刻みます

あなたのしるし、私のしるし、刻みます

あなたの、わたしの/彼の、彼女の/
これまで、今、これからに、耳を傾け/
正しく記し、深く胸に刻んで、伝えていきたい。
僕たちが存在した、確かなしるしとして。

ブログを始めたばかりのころ、

なんとなく登録した相手だった。


Mixiをやってるけれども、そこで書けないような

心のドロドロをブログに記しているらしい。ときどき気になる記事があったが、

性別も不明(でもどうやら女性のよう)。



特にこちらがコメントを書くこともなかったし、

あちらもこちらの記事にコメントを書くことはなかった。


われわれの間には何の交流もなかった。


でも、彼女の10/21のブログはタイトルからして気になるものだった。

「死ぬ死ぬ詐欺」


内容も、アタシはホントに死ぬよ。

死ぬ死ぬ詐欺じゃないんだ、

という表明のような記事だった。

自分の命を末期癌のおじさんにあげられたらいいのに、

と書いていた。


こういう記事を目にすることはよくあることだろう。

気にするほどのことじゃないかもしれない。

気にかけてもらうための「釣り」だったりする

こともしばしばある。


でも僕はやっぱり気になった。


かといって、

「まだ若いんだから死ぬなよ」とか

「この先きっといいことがあるはず」とか

大人らしいことを書くのも偽善的だし、もっともらしい

上から目線なので違うと思っていた。


そこで僕は、

「別に良識ぶって止めたりしないけど、

僕はインタビューをやってるから、

よかったら今の君の心境を教えてくれ」

というメッセージを送った。

彼女の心の声に耳を傾けたいと思ったんだ。

でも、しばらく待ったが、返事はなかった。


もともと交流がないわけだし

はじめてのメッセージが

いきなりインタビューでもしませんか、

だったから、返事できなくてまあ当然だろう。

(「ルーム」で、交流は求めません、とも宣言しているし)


でも、ブログの更新も、

その日以来、ずっとないんだ。


ときどきしか書かない人だけれど、

でもやっぱり気になるよ。


とても気になる。


全然知らない、会ったことも

会話をしたことも、

交流したこともない、

姿のわからない、

文字通り、

「名無し子」

という名の君。


僕は君のことが気になっている。


別に、

君に会いたいわけでも、

話したいわけでも、

何か君に特にひかれているわけでもないけれど、

とにかく気になるんだ。


君が今この世にいないとしても、

あるいは元気に生きているとしても、

僕の人生には寸分の影響も及ぼさない。


君の安否を心底心配してるわけじゃない。

僕の人生のなかに君はいなかったし、

これからもたぶんそうあり続けるだろう。


君が書いたあのブログも、

自分が書いたこのブログさえも、

きっとすぐに忘れてしまうだろう。


でも、君のいない世界より、

君のいる世界のほうが、

少しだけ喜びが多いような気がするんだ。


僕は今君のことが、ただただ気になっている。


名無し子さん、元気かい?

生きているかい?

http://ameblo.jp/yu-ma104/