結局、すぐに出ていけなんて言わないけど、12月末までには出て言ってくれるよう話をした。
彼女に話した話。
人生は、マッチ棒で下から一つ一つ地道に建物を造っていくようなもの。風邪で倒されたら、くさることもあるけど、またゼロから積み立てて行く。
そういう作業だから、辛抱や努力はやっぱり必要だ。でも、あなたの人生にはまるでそういうものがない。
安易な方に流されるだけ。
でも、まだ間に合う。
お金借りてアパート住んで、夜の商売しないで、今の状態を受け止めて、実家に帰りなさい。
お母さんとうまくいかなくても、義理のお父さんとうまくいかなくても、もう一度うまくいく努力をしてごらん。
夜の商売して、前も肝臓悪くした。酒飲むと酒乱になる。もうやめて、実家に帰りなさい。
一生懸命勧めた。
心配だから。
僕はその後仕事に出かけ、今帰ってきた。
彼女はいない。
電話をしても出なかったけど、かかってきた。
友達と飲んで話してるという。
帰ってくるかと聞いたら、帰るという。
何時になるかは聞かなかった。当てにならないから。