記憶の波が押し寄せてる。
たまにあるけど、こんなに強いのは久しぶり。
16歳。
あの歳が多分、私を形作った全て。
全てに恋をしてた。
友達、彼氏、先生、歌、ギター、傷付けた腕、たくさんの薬、電車の中の日差し、帰り道の風、朝の匂い。
苦しみも悲しみも全部愛してた。
この時期の湿度や気温が、あの頃の記憶を鮮明に運んでくる。
私の中で生き続ける記憶は、何故かあの頃だけ。
歳を重ねて、たくさんの出来事を経験して、色んな想いをして。
だけど、蘇る記憶は、あの頃だけ。
何故だろう。
会いたい。君に。貴方に。
あの日々に。
愛おしい愛おしいあの日々に。