私の母は太陽みたいな人です。
優しくて、明るくて、前向きで、真面目で、誰に対しても平等に接して、笑顔が素敵な人です。
初対面の人とでもすぐ仲良くなれて、お喋りが上手くて、空気も読めて、誰からも愛される人です。
本当に自分の母親なのかな?って今まで何度思ったことやら。
何せ真逆の私は、昔から母に憧れ、なりたくて、なれると思っていました。
私は、ネガティブで、すぐに妬むし、羨むし、人見知りで、喋るのも苦手。
誰も信じられなくて、敵対して、疑って、心配して、憂鬱になる。
親子なのに、何でこんなにも違うんだろう。
昔から、そんな母に愛され大切に育ってきました。
だけど、いつも心の中に劣等感があって、自信がなくて、それは母のそばにいるからなんだということも最近わかってきました。
一緒にいたいのに、一緒にいると辛い。
世界で一番好きな人なのに、世界で一番解らない人でもある。
私だけを見て、褒めて、愛して欲しかったけど、贔屓などしない母にそれは叶わない。
母の周りにはたくさんの人がいて、たまに見えなくなる。
生きる意味が解らなくて、ひとりぼっちになって泣いた。
母に教えて欲しかった。
だけど、生きる意味なんて母も知るはずもなかった。
生きる意味なんて初めからなかった。
今でも、母は1番近くて、1番遠い人で、憧れる背中は超えるどころか触れそうにもない。
母を目標にしている時点で、自分を殺しているのだと気付いた。
認めてあげられなかった自分を大切に生きていきたい。
自分のことは、自分にしか解らないから、自分が好きな事を、自分が与えてあげなくちゃ。
他人に憧れて、他人を求めている間は、ずっと苦しいから。
誰よりも自分を大切にしてあげてねってお話。