あの夜。そう桜の。


こんな私にもそれは優しく白く咲いた夜。


隣で歩いた貴方はそれはそれは遠くて。


それでもずっと離れられず。


風が吹いて 届かなくて


ただ甘い甘い心に酔いしれていた。


会いたくなる。


心に残る春の夜。


拙い歌をなぞっていた恋しい私。