母親のがん治療に全力で付き添おうと、今年決めた。


母の強さに、甘える自分が嫌いだ。


最初に出来てた気遣い。

最初に出来てた手伝い。

支え、かける言葉ひとつも。


慣れとは怖いもので。


重なる毎日が普通になってきて、辛い毎日が当たり前になってきて、本当に全力かどうか、自分に問いかける。


人生には、どれ程近く寄り添えるものなんだろう。


自分の目に映る間違いだらけの情報。

自分の心が感じる間違いだらけの感情。


母が頑張るたびに、私は甘える。

母が微笑むたびに、私は孤独を感じる。

苦しみは自分にだけしか解らないと

そして、自分さえも見失うのに。


ただ側に居たい。

何もできなくても

ただ隣にいたい。


もっと深く母の人生に寄り添いたい。