8月の夜。夜に寝転がる。いつかきっと私が手を伸ばす先には誰も何もなくなる。あたたかな貴方の身体もそして私も。生まれた時からこの瞬間を知るのを知っていてそれでも愛なんてものを信じていたかった。私を知るのは吹き抜ける風焼きついた山の色月のカーテン。私を知るのは誰もいない。