FTPクライアントを考える
ガンブラーウィルスによるパスワード抜き取りでFFFTPが危ないと囁かれています。
私もFFFTPを愛用させていただいていました。
FFFTPは、便利で高機能、使いやすく、素晴らしいソフトです。
FFFTPに脆弱性があるわけではなく、そもそもFTPは本質的には危険なもの。
FFFTPを使っているから感染するのではなく、ウイルスに感染した環境で、攻撃の対象にFFFTPの設定が悪用されてしまった。
私自身、複数サイトを運営しているし、お客様の大切な情報もお預かりしているのでFFFTPはPCから削除予定です。
やはり、パスワードが平文でネットを流れることはマズイです。はい。
暗号化されたFTPソフトに切り替え、万が一、感染した時の被害を少なくしなくては!
ということで、SSL接続対応のFTPクライアントソフトへの切り替えをどうしようかと、ここ数日悩んでしました。
悩んだ末、NextFTPに決めて、早速、FFFTPからデータをインポート。
んーなかなか使いやすいぞ・・と喜んでいたのもつかの間。
MTがアップロードできない。
NextFTPちゃんはアップロードの際、いろいろと働いてくれちゃいすぎて上手くいかないようです。
んーあとの候補は、WinSCPかFilezilla、Smartftpか・・。
それぞれ対応しているサーバーの問題もあるし、Filezillaはパーミッションを手動で変えなければいけなかったり・・
悩んだ末・・少し高いけれど(ホーム版36.95米ドルから)Smartftpを選択しました。
(ホーム版は、今のところ、さくらサーバーは接続できないようです。)
Smartftpの最新バージョン4はなかなかよい感じ。
日本語化もバッチリだし、途中で落ちても再接続してくれるし。
FFFTPのデータのインポートも簡単。
そんなこんなで、結構時間を費やしちゃったな・・やれやれ。
▼FFFTPからSmartftpへの切り替え
接続メニュー → 設定 → 設定をファイルに保存を選び、適当な場所に名前をつけて保存。
拡張子は.reg。
FFFTPをアンインストールする前にSmartftp側でホスト設定のインポートを行う。
SmartFTPを起動し、「お気に入りの管理ボタン」をクリック。
「お気に入り」ウィンドウが開くので、「ツール」メニューから「インポート」を選択。
「お気に入りのインポート」が開くので、「ソース」で「FFFTP (レジストリ)」を選択し、「OK」ボタンを押します。
これで完了です。
▼FFFTPからNextFTPへの切り替え
バージョンによってはインポートできない場合や、インポートされない項目もあるようですのでご注意ください。
FFFTPの設定のバックアップをとる。
接続メニュー → 設定 → 設定をファイルに保存を選び、適当な場所に名前をつけて保存。
FFFTPをアンインストールする前にNextFTP側でホスト設定のインポートを行う。
(FFFTPはホストのデータがレジストリに保存されている場合のみインポートできます。)
NextFTPのホストメニュー→インポートでFFFTPコマンドを選び、先ほど保存した.regファイルをインポート。
これで完了です。
▼Sota's Web Page
http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/
▼「FFFTP」のパスワードがGumblarウイルスにより抜き取られる問題が発生
http://www.forest.impress.co.jp/docs/news/20100130_346056.html
▼SSL・SSH接続対応のFTPクライアント
SmartFTP
NextFTP4
WinSCP
Filezilla
http://sourceforge.jp/projects/filezilla/
▼パスワード漏れ対策版のFFFTP
http://mag.matrix.jp/mag/queen/log/soft/eid743.html