先日2ヶ月半ほど受講していたイラスト講座が終了しました。結構長くある講座で、だいぶ前から受講されている方もいるし、今回からの受講生も継続受講する方などもいます。私はというと・・・仕事が忙しいこともあってとりあえず一時お休みという形にしました。


受講中、先生に何度も言われたこと、「もっと自信もって、自由に描いていいんですよ。」


私って、思っていた以上に、”大胆で自由な発想”が苦手だということをかなり実感させられました・・・。

見たものをそのまま描写するのは比較的うまくいったのに、想像を加えたり、アレンジしたりするという課題になると、めっきりダメ。手も思考も止まってしまうのです。

きっとどっかで正解を求めて、考えすぎてしまうんでしょうね。


昔習っていた習字の影響もあるのかもしれません。当時は先生のお手本をいかに真似できるかに集中していました。真似っこは得意で、賞をとったほどだったのですが、自分の”字”として書くことを要求される前に辞めてしまいました。でも、この頃の癖が、自分の思考にまで影響しているとは・・・。


一つ分かった特徴は、”下書きする→ペンでしっかりなぞる→はみ出さないように、さらに余白もないようにびっちり色を塗る→面白くない絵ができる”という流れ。私が描きたいのはもっと、さらっとしたイラストで、ちょっといびつだったり、へんてこだったり、はみ出していたりっていうものなのに、どうしても気が付くと、几帳面に、間違えのないようにしようって思ってしまっている自分がいるのです。


先生に相談すると、私が試しのために、筆で適当に色を載せていた紙に、さらさらっとペンで絵を加えてくれました。例えば、紫をさーっと塗った部分には、ナスの絵を描いてみる。薄茶を横にさっと引いた部分には靴を描き、その上にパンツの裾を書き加えてみる。などなど。

あっという間に雰囲気のある素敵なイラストができあがってしまうのです。


きっと考えすぎずに、ぱっと思い浮かんだものを、「どんな形だったか」とか「失敗しないように」なんて思う間もないほどすばやく描いてみるということが、私には必要なのかもしれません。

思えば昔から、落書きとか、ノートに絵をちょっと加えるなんてこと、やらない子だったな~。

下書きをしないと不安だったもの・・・。


秋からは同じ講座に復帰するつもりなので、それまで落書きをどんどんやってみようと思っています。

ちょっと変わった私の絵を見せれるように!


昨日のヒッキー度:相変わらず締め切りの恐怖で90%