しばらく前、自分のプチひきこもり状態をなんとかしようと、習い事でもしてみようかなーって気になり、申し込んだのがカルチャーセンターのイラスト講座。鉛筆や水性ペン、つけペンを使って描いたイラストに水彩絵の具で色をつけてみようという内容。自宅からは少し離れた場所のカルチャースクールだったけど、どうしてもここのイラスト講座にしたかった理由は講師の方のイラストがとても好きなタッチだったから。

昨日は3回目の講座日でした。初日はイチゴ、2回目は花、そして今回はなんと”自画像”が課題です。テーブルに置かれた一人用の鏡を見ながら描くわけですが、これが思った以上に難しい・・・。もちろん女性はメイクをするときにじっくり自分の顔と向き合ったりしているわけですが、こんなに観察して自分の特徴を捉えようとすることはなかなかありません。あー、こんな風に皺が入っていていやだなーとかやっぱ私は左右の目が離れてるなーとか、低い鼻をどうやって描こうかとか。イラストなので、そんなに写実的に描かなくて良いというのが救いでした。結局鼻の横の皺も目の横のシミも無視して描けたもん。

仕事以外で集中して何かに取り組むってなかなかしないですよね。

しかも誰かに何かを強制されるわけじゃなく、小学校のときのように正解を求められるわけでもなく、自由に何かをクリエートするというのは、心がとてもリフレッシュする感じがします。もちろん、私も含め、新規で参加してきた生徒さんは、「これでいいんでしょうか?」とか「なんかすごく変になってしまって・・・。」なんて自信ないコメントを言ってしまうのですが、そのたびに先生が「すごく良くできてますよ」とか「自分が変と思っても、周りは案外素敵だと思ったりするもんですよ。思いっきり描いてみてくださいね。」って言ってくれたりします。

教育のせいにするわけじゃないけど、日本人は自由に発想し、それを表現していくってことに臆病に育ってしまっている気がします。学生のときは何事にも正解があった。それは絵でも音楽でもそうで、”望ましい””上手”なものを作った人が良い点をもらえるという風潮があったんだと思う。子供を持つ友人の話だと今の幼稚園のお絵かきは使用する色まで指定されるらしい。「では木を描いて見ましょう。皆緑のクレヨンを持ってくださーい。」ってな感じらしいです。木がピンクだって赤だっていいじゃん!好きなように描いて、表現していいじゃんって思いません???


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このイラスト講座ではもっと自由に、しかも自信をもって描くということができればいいなー。そういうことの積み重ねが自分を変えるきっかけになったりするかもしれないですね。


という訳で、自信をもって昨日の私の作品、半分だけ発表しちゃいます(笑)!


昨日のヒッキー度:20%