数々の災害支援の経験と教訓を活かした地域防災活動を推進している一般社団法人協働型災害訓練(所在地:埼玉県東松山市、代表理事:豊島亮介)は、2023年2月10日(金)・11日(土・祝)の2日間、大規模災害や巨大災害に対応するためのポイントを学ぶイベント「第10回協働型災害訓練in杉戸~phasefree(フェーズフリー)日常から繋がる防災を考える~」の1日目が以下のプログラムで開催されました。


10:00【開会式】

来賓として、三ツ林裕巳衆議、関口昌一参議、権守幸男県議、きら英敏県議、新井康之宮代町長、白土幸仁県議にご出席頂きました。

 

10:00【行政と防災】
災害対応工程管理システム“BOSS”セミナー〜効果的な応援・受援に向けた災害対応〜


東京大学 生産技術研究所 沼田宗純准教授に登壇頂き、災害対応時の47種の業務、500工程についてワークを行ったり、DMTC(災害対策トレーニングセンター)の紹介を頂きました。


12:00【食糧と防災】
フードバンクセミナー2023〜食糧支援の現状と非常食体験〜


NPO法人フードバンク埼玉 永田信雄理事にご登壇頂き、3.11を契機に立ち上がった食糧支援とフードバンク法人設立後の活動についてお話し頂きました。


12:30 休憩

会場では、防災食体験が行われ、煮込みハンバーグ(炊き出し)、非常時飲料水、缶入りのパン、カンパン、ビタミンCチュアブルを無料提供しました。


13:00【協働と防災】
協働型訓練2023〜BOSSシステムを活用したIPW版図上訓練〜


立正大学 地球環境科学部 後藤真太郎教授が登壇し、オンラインホワイトボードMiro(https://miro.com/)を使用して、協働型災害訓練の肝であるICSを学びました。


17:00 【地域と防災】
協働型災害訓練定期報告〜地域包括ケアの経験からコロナ禍の地域づくりを考える〜


東埼玉総合病院 経営企画室 室長 中野智紀医師が登壇し、第1回協働型災害訓練から行われている杉戸幸手モデルと言われる地域包括ケアの現状レポートをお話し頂きました。

 

 

■今回の協働型災害訓練について

2011年3月11日に発災した東日本大震災の経験と教訓を大規模災害に活かそうとスタートした「協働型災害訓練」も今年で10年を迎えます。今回のテーマは「フェーズフリー」。災害は、地震や風水害に留まらず、パンデミックなどあらゆる形で私たちの周りに存在しています。そんな今や日常になっている災害を非日常の出来事とは考えず、連続性のある日常の延長として捉える、それが「フェーズフリー」です。今年の協働型災害訓練は、防災と繋がるあらゆる要素を体感できる2日間でした。会場に駆けつけて頂いた皆さま、朝からオンラインで参加して頂いた皆さまありがとうございました。

 

▼協働型災害訓練のプログラムや詳細はこちら
協働型災害訓練オフィシャルサイト
https://www.icsjapan.org/

 

▼協働型災害訓練の参加申込はこちら
チケット申込サイト(参加予約サイト)
https://bit.ly/cdt2021

https://tsuku2.jp/cdt2023

 

▼協働型災害訓練のクラウドファンディングはこちら
READY FORクラウドファンディング特設サイト
https://readyfor.jp/projects/cdt2023

 

■体制

主催 杉戸町・富岡町・川内村地域間共助推進協議会、一般社団法人協働型災害訓練(CDT)

共催 立正大学地球環境科学部、市民キャビネット災害支援部会・スマートICT部会

協力 埼玉県危機管理課/共助社会づくり課、DMTC(東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター)、国立大学法人弘前大学、東埼玉総合病院、公益財団法人佐賀未来創造基金、特定非営利活動法人沖縄災害救助犬協会、埼玉県災害ボランティア団体ネットワーク「彩の国会議」、彩の国市民映画祭実行委員会、岩手レインボー・ネットワーク、一般社団法人レインボーフォスターケア、ビブリオテカオカルタ、埼玉県防災士会、全日本救助犬団体協議会、公益社団法人ユ二バーサル志縁センター、NPO法人フードバンク埼玉、埼玉県キャンプ協会、code for saitama、防災まちづくりの会・東久留米、株式会社測設、まちひとサイト(東京都中央区社会福祉協議会)、株式会社ホワイトボックス、日本社会事業協会、他