本日の打ち合わせで感じた日本の就職難について | グラフィック・Webデザイナーのネタ | SOHO-College

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今回はいつもの記事で書いているような内容ではないのですが、本日の打ち合わせで日本の就職難についていろいろとお聞きしたので、そのことを書きたいと思います。

資格試験運営会社の方との打ち合わせがありました。その方がおっしゃるには、「今、専門学校や大学などでは、“コミュニケーション”を学ぶ授業や試験が注目されていており、書籍などで一番の売れ行きはコミュニケーションの資格に関する本だ」、とのこと。

「今は勉強の授業を削ってでも、“コミュニケーション”を学んでもらわないと社会人として就職先がみつからない」とお聞きしました。

しかし、私はそこにはとても疑問を感じました。「今就職活動をしている年代の人に、コミュニケーション能力がなくなった」ということよりも、雇う側の企業に、「コミュニケーション能力身につけさせる人員育成の余裕がなくなった」のも問題なのではないかと思います。

私が社会人になった時は、営業の人と一緒にクライアントへプレゼンしに行ったり、広告代理店の人とともに打ち合わせをしたりする中で、コミュニケーションの力を少しずつ身につけていきました。そういった経験は、本や資格取得で学習してもなかなか身に付く物ではありません。


不景気が続き、就職が厳しい時代だからこそ、企業が求める人材像の要求が高くなる、というのも理解できます。しかしそれを「学生のコミュニケーション能力不足」としてしまうのはあまりにも酷な気がします。


ヨーロッパでも「デクシア」の経営破綻などがあり、まだまだ金融不安が続いていますが、企業が就職してからの人員育成に力をいれられるよう、一日も早く日本と世界の景気が回復すれば、と強く思います。