孫将人、過去コラム 2011年9月12日発表
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☆孫将人(そんまさと)コラム
前回のおさらい
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「悩みは更なる高みに昇るための『梯子(はしご)』」
屋根に到達するには、地上から梯子をかけて登りますが
屋根に到達するとき、梯子(はしご)の最後の段を蹴って登りきります。
あるいは
悩みはスペースシャトルを打ち上げるロケットエンジンのようなものです。
シャトルを宇宙に送り出すには初めは、エンジンの力を必要としますが
それも役割を終えたら、エンジンを切り離して、宇宙へ突入していきます。
悩みをエネルギーにして空高く打ち上げられた
あなたの魂は自身のみじめな体験を手放して
さらなる高みを目指していきます。
さらなる高みに行くには
目の前の人の「喜び」「楽しさ」をエネルギーにしましょう。
○きっかけとしての「悲惨な体験」はOK。
○きっかけに過ぎないのでいつまでも持ち続けないように。
○自分の「みじめさ」より相手の「喜び」を意識しよう。
目の前の人の「喜び」「楽しさ」をエンジンにして
更なる高みを目指しましょう。。。
と前回お伝えした内容は
カウンセラーさんや逆境をバネにして
事業を興した社長さんが陥りやすいパターンなんです。
人生の荒波を乗り越えてきた過去の体験は
たしかにあなたを豊かさへと導いた招待状でありますが
その悔しい想いは今となっては
大切に持ちつづける必要はないんですよ、というお話でした。
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☆孫将人(そんまさと)コラム
「エゴ(自我)と、弱みを見せられる強さとは?」
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最近のスピリチュアルブームにより
宗教的、精神的な専門用語が気軽に使われるようになりました。
「エゴ」「カルマ」「浄化」「アセンション」「輪廻転生」
「ヒーリング」「シンクロニシティ」「潜在意識」などがよく聞く言葉ですよね。
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ただ、こうした用語は使い手の(商売にとって)
都合のよい勝手な解釈に捻じ曲げられ
本来の意味を見失っているケースが多々あります。
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今回は、よく使われるけれども
よく分かっていない「エゴ(自我)」について解説していきますね。
エゴ(自我)を手放しなさい、という言い方がなされますが
原初の生命の生き残りをかけた戦いにおいて
自分の身は自分で守るという、エゴ(自我)を守る本能は
動植物だけでなく
現代の私たちのDNAにも深く刻まれています。
「熱いものを触って、手を無意識にさっと引っ込める」
というのは生物学でいう「反射」ですが
このようにエゴ(自我)を守る無意識の本能があるからこそ
私たちは意識することなく、安全・安心して
健康的に暮すことができているんですね。
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つまり、自分を守るシステムとしての
エゴ(自我)の全てがダメというわけではないのです。
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では、なぜ古代のスピリチュアルリーダーたちは
「エゴ(自我)をもつと幸せになれない、豊かになれない」
と説くのでしょうか?
実は、エゴ(自我)というのは
「これは自分のモノ」、「自分の感情」、「自分の問題」、「自分の悩み」
という風に
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何かにつけて、所有者を「自分」にしてしまい
独り占めしようとするクセがあります。
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そうすると、自分の悩みも独り占めしてしまい
一人で頑張って解決しようとしてしまうんですね。
例えば、歯が痛いのに
一人で頑張っていたら、大変ですよね。
やはり歯医者さんに行って、治療してもらうのがよいのです。
歯医者の例でしたら
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「まさか、そんなこと自分はやっていない」
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と感じるかもしれませんが
これが、お仕事だったらどうでしょうか?
やり方が分からずに一人で悩む人は
人に聞いたら恥ずかしい、とか
自分ひとりで解決できるはずというプライドとエゴから
人に頼るのを自分で難しくしているケースがあるのです。
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このように、問題や悩みの独り占め現象も
エゴ(自我)が引き起こしているといえます。
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何でも人に頼らず「一人で何とか頑張る」
というのも大切なときもありますが
このメルマガ読者さんはきっと一人で頑張りすぎている人が
多いと思いますので心配はいりません。
バンバン、人に頼って、相談してOKなんです。
「人に頼ることは自分の弱みを見せること」
と感じる人がいますが
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「弱みを見せられるぐらい自分は強いんだ」(*゚ノェ゚)コショショ
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と想ってもらっても大丈夫です(*'ェ'*)。
○自分でナルシストであるとか
○自分でプライドが高い
と想っている人ほど、気をつけてください。
「自分はたとえ何もできなくても生きる価値がある」
と静かに確信していれば
自分の弱みを見せることは何でもないのです。
ナルシストでプライドが高く
自分の弱みを見せられない、強がりをしているのは
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「自分自身、自分に価値がないと
感じていることを他人に知られたくないから」
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といえます。
もし、自分に価値がないと感じているなら
それを隠そうと頑張るのではなく
周りの人を手助けすることで、自分の価値を確認することができます。
自分ひとりの力でも、社会の役に立つんだ
という充実感を味わうことができるのです。
自分に価値があると当たり前のように確信している人は
自分の弱みを見せることをためらいません。
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それどころか
それを弱みとも思っていないのです。
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もちろん、自分ができる部分は自分でやりましょう。
それ以外にできないことは無理に自分で抱え込み
悩みや問題を大きくする前に、周りの人に助けを求めてもよいのです。
小さな自分(エゴ)にこだわるから
人は不要に苦しむことになります。
あなたにとって豊かな生活とはどんな生活ですか?
何でも自分でやって慌しく(あわただしく)しているでしょうか?
きっと、任せるところは人に任せ
自分は自分のやるべき仕事をきっちりとしている
そんなイメージではないでしょうか。
☆─今回のポイント─☆
○専門用語は吟味して使うようにしよう。
○エゴ(自我)は、何でも自分のものにしようとする。
○問題は独り占めすることなく、周りの人にも解決してもらう。
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あなたの問題・悩み・病気はあなただけのものではありません。
ぜひ、小さな自分(エゴ)を手放して
周りの人と協力することを意識してみてください。
人は助け、助けられ生きていきます。
お互いさま、なんですね。
ですので、思い切って、周りの人を頼ってみましょう。
あなたがさらに幸せに豊かになることを応援しております。
孫将人
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