共存
今朝、現場に行ったら、浜辺に足跡が!
ウミガメである。どうも産卵はしなかったようである。
残念ながら、養浜の崖に阻まれ予定の場所まで
上がれなかったようである。
ウミガメの卵は、水に浸かるとダメなので、ウミガメ
は高潮位より上に穴を掘って産卵する。
自然回復の試みによって、ウミガメの産卵は阻止された。
皮肉な話である。先日の足跡も養浜の場所で、砂が硬く
礫が大きいので産卵できなかったようである。
どこか、安全な場所で産卵していることを祈る!
「人間が自然を再生してやっている」というおごりからこのような
ちぐはぐな現象は生じているような気がする。
われわれ、技術者はもっと謙虚に自然に向き合わねばならないのでは
ないだろうか?
自然のダイナミズムを理解し再現することは難しいが、利便性優先で
失われた自然を戻すのには、時間と努力が必要だ。
今度の震災の復興も同じではないだろうか?
「がんばろう、東北!!」