4月2日に『ゲンジボタルが蛹になる場所 』という記事を書いた。護岸壁にすき間がある場合には、幼虫は上まで登り、畦を移動して、土にもぐってサナギになるモノばかりではなく、そのすき間から中へもぐり込み、土にもぐってサナギになるヤツもいる。そのときは、もぐりこんで行く幼虫を観察したのだが、今度は、羽化したばかりの前翅が白っぽい成虫がすき間からでてきたところを目撃した。


羽化直後02

 上の黒い隙間から、這い出てきたゲンジボタルのオス。前胸背板の赤も薄く、前翅も白っぽい。


羽化直後01

 幼虫がすき間へ入るところと、成虫がすき間から這い出るところを目撃したので、これで、まず、間違いないと思う。


 用水路の護岸壁のすき間って、下のほうは水中では稚魚などの避難場所に、上のほうはゲンジボタルが蛹化する土繭を作るための土への近道として働いているんだね。