久しぶりに、旭川の川原へ行ってきた。


 一昨年の3月、突然、オギハラが刈り払われ、河畔林っぽくオニグルミ、センダン、アカメヤナギ、オオタチヤナギが茂るところへ重機類が入り、土砂が堆積した見晴らしがいい川原ができあがった場所だ。


 高水敷から眺めると、何か動くものがいない、静かな川原が広がっている。


 川原へ下りてみた。


 植物は、ヨモギ、キュウリソウ、セイヨウカラシナ、ノブドウ、オギ、ツルヨシ、カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)、アカメヤナギ(マルバヤナギ)、ノイバラ、ミヤコイバラなどが這えていた。昆虫類は、たくさんアカメヤナギの葉についていた。


 あちらこちらに、ノートで覆い隠せる程度の規模の黄色い花の集まりが見られた。


 オヘビイチゴだった。遠目には、ヒキノカサと間違いそうになるのだが、花びらに光沢がないので、それと気がつく。最も、葉っぱを見れば、イチゴの葉っぱだし、乾燥している場所に生えているので、分かるんだけど・・・。


オヘビイチゴ

 この時期は、ここでは、実をつけたスゲ属の植物に出会うことが楽しくて、来るのだけど・・・。


 気分を換えて、カヤネズミの球巣を、少しの時間、探してみた。夏から秋にかけては、視線を上向きにして探すのだが、この時期は、地上近くに作ってあるので、下向きに歩いて探してみた。川原の半分くらいを探したが、見つからなかった。ムキになって探しても、フィールドに人間臭を残すだけなので、控えめにした。


 夏には、活気のある川原へ変貌していてほしいな~。