タンスイカイメン06 「これ、な~んだ?」 で紹介した黄色い粒々も、やっぱり芽球でした。骨格骨片に埋まるようにして、保管されているのが分かりますよね。冬になって、カイメンが死ぬと、骨格骨片をくっつけている成分が壊れて、ばらばらになってしまいます。そうすると、埋め込まれていた芽球が、転げ落ちたり、流されたりして、まるで植物の種子のように散らばって広がっていきます。

 この芽球の特徴は、「マツモトカイメン」とは違って、芽球の口のところが管状になっています(白い矢印)。ということは、種類が違うということです。

 「じゃ~、なにカイメン?」って、ことになるんだけど・・・。

 このタンスイカイメンの骨格骨片と芽球骨片の観察は、またの機会に・・・。