「学研の科学」の付録に「顕微鏡」がある。5年生の分だったように思う。対物レンズがレボルバー式で3つついている。50倍100倍150倍の3つだ。なかなかの優れもので、3年以上使っているが埃をかぶる程度で、レンズにカビもきていない。自分の使っているBXシリーズでは、怖くて覗けないような水ものや油ものでも、ガンガン覗けるので、重宝している。パンやおもちのカビの正体、花粉の発芽、ミジンコの体のつくりなど、テーブルやこたつの上で気軽に覗いて、子どもと一緒にワイワイいえるのがいい

 金曜日に、学校で理科の時間に「光」を勉強したらしく、偏光板を持って帰ってきた。夕食後に偏光板を出してきて、2枚の偏光板を重ねて、偏光面を平行にしたり、交差させたりして、明るくなったり、暗くなったりするのを見せてくれた。この原理も説明してくれたが、学校の先生は「波動性と粒子性」や「ベクトル」を知らない子供に直感的に分かりやすく、工夫して説明されており、感謝したい。

 っで、さらに驚いたのには、偏光顕微鏡を作って、砂粒を観察したというではないか。学校の先生もなかなかのアイディアウーマンだ。

 早速、この「学研の顕微鏡」を偏光顕微鏡に大改造してもらった。
 ステージ上に、まず1枚偏光板をおいた(①のところ)。次に、その上にボール紙に穴をあけ、両側からセロテープで砂粒を閉じこめたプレパラートをおいて、グリップで止めた(②のところ)。底に穴を開けて偏光板を貼ったフイルムケースを接眼レンズにかぶせた(③のところ)。
 偏光顕微鏡の完成だ!

 さて、さて、これで覗くと、いったい、どんな世界が映るのだろう。


 続く・・・


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