今年も恒例のセレクトセールが終った。


ディープ初年度産駒の上場で注目されたわけだが、

2日目こそ全産駒売却となったものの、3日目はなんと5頭が主取りとなった。


主取りになった5頭のうち4頭が非社台系ということもあるが、

仮に経済状況が3年前だったとすると、こんなことは有り得ない話だ。


そもそも非社台系だからと言って取引が成立しないのは、

勝ち組と負け組がハッキリしているということに他ならない。

(リザーブ価格の設定という問題も有るかもしれない)


これは、関口氏をはじめとする大手プレイヤーの不参加の影響もあるが、

海外プレイヤーの減少、そして何より、

既存プレイヤーの購買意欲の減退があると思われる。

去年活躍した、山本氏や里見氏をバックにした代理人のビッドを見てもわかる。


海外プレイヤーの減少に関しては、言わずもがなサブプライムに端を発する

世界経済の減速が真っ先に要因として考えられる。

今年の海外資本の参加はダーレーと豪国の富豪のみだった。


既存プレイヤーについては、他大型プレイヤーの減少により、

競り合いが無くなった事に加え、

既存プレイヤー自らの購買余力が減少しているのだろう。


シルクプリマドンナ、キッスパシオン、レディパステルといった名牝のディープ産駒が

ミリオンダラーに届かなかったことが顕著に物語っている。

1年前であれば、確実に1億円を超えるビッドが入っていただろう。


結果、売上総額、売却率、平均価格ともに昨年を大幅に下回った。

経済の悲鳴は、こんなところでも感じ取ることができるのだ。