ついに3巻目👇現在発行されているのはここまでですね。


とはいえ第4巻ももうすぐ発売。もはや定番のシリーズといってよさそう😆




と、いうわけで岩井圭也著「横浜ネイバーズ4 凪の海」ハルキ文庫より、です。



本作のヒロインってことになるんでしょうね。主人公の恋人とかそういうのとは関係なく、物語の主題を背負うもう一人の主人公。

本作所収の「凪の海」ではそんな彼女が背負う影を追います。


全体の構成は前巻と同じく。短編2編とちょっと短めの短編1編、そしてちょっと長めの1編。計4編。

扱う事件はeスポーツの八百長騒動に転売ヤー、アポ電強盗😱に、セクシャリティと暴露系YouTuber。

物語の長さと事件の深刻さは必ずしもシンクロしてません。

いや、当事者になった若者にとっては、眼前の問題にがむしゃらに取り組んでいるだけ。問題の軽重なんて考えてないのかも🙂


目の前に暗い現実が待とうとも、希望を信じて明るい道を歩めば必ず先に道は開ける。その意味で本書は勧善懲悪の物語ともいえます。

タイトルのネイバーズ(隣人)とは、若者たちを信じて本書を開く読者その人でもありましょう😆








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