いきなりエモーショナルな表紙とタイトル。ちなみに本書は歌集です。
上篠翔著「エモーショナルきりん大全」書肆侃侃房より。
というわけで最初はきりんの歌から始まります。普通きりんなら微笑ましい可愛らしい動物ということになりそうですが、どちらかというと……いや、いうまでもなく不穏な歌が並びます🦒
ここでいうきりんは多分サルバドール・ダリの 燃えるキリン 👇
あるいは中国の聖獣の方の麒麟かも。キリンビールのあれですね。
燃えるキリンなら "戦争" の予感だし、聖獣の麒麟なら "平和" の前兆。もっとも動物園のきりんも含めて、しょせん人間から見てばけもの以上のものではないかもしれませんが🦒
帯書にも「スピードである」とありますが、とにかく言葉が速いのが特徴とはいえそう。
ここ分かってるでしょ、これくらい分かるでしょ、とばかりに先へ先へとイメージが走ります。
小田急のことをODQというとは初めて知りました。多分スラングなのでしょうが、どれくらい分かるものなのかなこれ😅
都会的でスマートでハイスピード。都会であるがゆえに注目され、都会であるがゆえに何もかもが分かられている。
都会こそ究極のムラ社会かも。そんな閉塞感を詠んだ歌……と理解しましたが、合ってるかどうかは分かりません😅
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