作者 北山あさひさんはアメブロもやってます。ぷかぷかぷー👇


というわけで、北山あさひ著「ヒューマン・ライツ」左右社より。



作者は歌人。本書はその第二歌集。1983年北海道小樽市生まれ、現在は札幌市在住。


ヒューマン・ライツとは「人権」のこと。あるいは人間の光とも読めるかも✨

表紙カバーもトリコロールに飾られ、光ってますね。



なんとなくパッと開いてみたらいきなり「札束で〈地方〉の頬を叩くな」という見出し。


北海道 寿都町 。作者はここに地縁がありました。漁業と風力発電所が有名な風の町👇



そこが「核のゴミ」処分場の候補地になり町は揺れに揺れました。

最後は町長選で辛くも反対派が勝利。計画は白紙に帰りましたが、作者はそのときのことを歌っています。


"セーラームーン" だったり "ジョジョの奇妙な冒険" だったり、短歌の言葉は俳句よりはるかに自由に広がっていて、時にはそれが風のように行き場を失って虚しくなったりもするのですが🌬

それをはねのける強さが自分にはあるというのが作者の信念であるよう。そしてそれが「自由と尊厳の火」なのだと❤️‍🔥


震災を奇貨としてまた札束で〈地方〉の頬を叩くような話も散見されますが、自由と尊厳を守っている側が一体どちらなのかは、既に本書の読者は分かっていることでしょう。







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