カバーを見て気に入ったのでジャケ買い。もっとも知る人ぞ知る名作らしいですが。おぼろげながらタイトルだけは記憶にあるかも。
カバーはイラストではなく写真。ムーア様式の装飾タイルだそうです。スペイン風ってことですかね。イスラム文化とキリスト教文化の混淆。
ちなみに帯を外すとこんな感じです👇
というわけでパウロ・コエーリョ著 山川紘矢+山川亜希子訳「アルケミスト 夢を旅した少年」角川文庫より。
訳者の山川紘矢・亜希子夫妻は有名なスピリチュアリストですね🔮
内容は大人の童話という感じです。イギリスの民話が元になっているという説もあるとか。
羊飼いの少年が夢に啓示を受け、スペインからエジプトのピラミッドまで宝探しに出かけます。恋に裏切りに思わぬ災難と、その途上で数々の冒険に出会います。
その度に提示される "兆し"。キリスト教でもなく、イスラムでもない。あるいはその両方にまたがっている。
良質なスピリチュアルは決して宗教の代わりなどではなく、むしろ既存の宗教という枠を超えるもの。そういうこともできそうです⛪️🕌🕍🛕🕋
アルケミストとの出会いを果たし、見事に隠された宝物を掘り出した主人公。しかしいうまでもなく真の宝物は自らの内にあったことでしょう🙂
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