きのうの「久々の100kmライド」の続き。

荒川サイクリングロード(荒サイ)を走っても、これまで「キッチンとれたて」に立ち寄ったことがなかった。ずっと行きたいと思っていて、チャリ仲間にこのコースを企画してもらった。

 

風も穏やか。穏やかながら帰りはホローの風になった。行きはひたすら左岸、帰路は右岸。川越8時スタート、帰宅は午後3時。昼食・休憩を含むグロスで約7時間のサイクリングであった。

 

旧岩淵水門(通称赤水門)が国の重要文化財に

「キッチンとれたて」の近くに、荒川と隅田川の分岐点に作られた岩淵水門(通称青水門)と旧岩淵水門(通称赤水門)がある。

 

手前の巨大水門が現役の岩淵水門(通称青水門)で、写真のずっと奥側の白い囲いのあたりに旧岩淵水門(通称赤水門)がある。囲い部分を拡大したのが下の写真。

この通称赤水門(1924年完成、全長約62m、5門のゲート)が国の重要文化財に指定されたことを知ったのは、ちょうどこのサイクリングに出かけるときの朝刊だった。

 

荒川右岸から赤水門を望む。向こう岸に川口のタワーマンション群がみえる。赤水門は後で建設された青水門(1982年完)その役目をバトンタッチ、近代化産業遺産として保存されていた。

 

普段あまり気にしない水門だが……

この図は2019年10月の台風19号が大規模な河川氾濫をもたらしたとき、荒川と隅田川の水位がどうであったか、図解で新聞に載っていたのでスキャンし保存していたものである。

 

台風19号の時の最高水位データーが載っている。もしこの水門がなかったら、荒川から隅田川に逆流し、堤防を越流して住宅側に水害がでていたかも知れせん。

 

岩淵水門は普段開けてあるが、洪水のときは閉めて隅田川側に逆流するのを防いでいる。普段あまり気にしない水門だが、恥ずかしながらあらためて水門の重要さを知った次第。

 

ではまた。