きのうのハイキングでは大人でもきつい岩場部分があった。小学生の低学年だと思うが、怖くて腰が引け、立って登れない子もいた。でも皆についていかねばと必至。四つん這いになり、こわばった顔でゆっくり登っていた。

 

参加不参加は自由なのかは知らない、義務教育だから皆が同じ事をしないといけないのかな?多分その子にとって岩場登りは初体験だったに違いない。もの凄く怖い思いをしていたはず。先生はどちらかというと叱咤激励より、アドバイスしながら、せかさせず、本人のペースに寄り添っているように見えた。見守るというかたちだったのでホッとした。

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この光景を見ながら、何年も前の事だが、これとは真逆の事を思い出した。小学校に入学した孫の初めての運動会を爺婆で見学に行ったときのこと。みんなと同じ動きを要求されるマスゲームというのかな?それに馴染めないでいた孫を思い出したのである。

 

練習には参加していたようだが、本番で拒否反応が出た。大勢の父母兄弟が見守る中、いやがる孫を担任の先生が引きずってまで参加させようとした。それでも孫は抵抗し、皆が踊っている中で座り込んだまま終わるのをまっていた。

 

担任はまとまったクラス運営を見せたかったのかもしれない。教員の評価に響くのか?担任の先生も必至だったのでしょう。でも、いやがる孫の脇の下を抱えて引きずり込む、そこまでしてやらなければならなかったのか?未だに疑問に思っている。

 

ではまた。