見えるかな?見えるかな?

手前は焚き火、その奥はオイルランタンの灯り。さらにその奥に夜景が見えるはず。しかしかすんでよく見えない。今夜の夜景は見えるかな?心配しながら待つ。

 

 

 

あら不思議。暗くなるにつれ夜景が“見えて”くるというか“現われて”くるという感じ。

 

まるで最初からかすんでなんかいなかったように、関東平野の灯りがふわーっと湧き出してくる。

 

お隣のキャンパーさんは三脚にカメラを固定したまま夜景を撮り続けている。挨拶程度の立ち話しかしていないが、動画をYouTubeにアップすると言っていた。

 

キャンプの楽しみは焚き火をしながら食って飲むこと、こう他人に向かって得意げに放ってきた台詞であるが、なぜか今宵は食だけでなく酒もあんまり捗らない。

 

オイオイどうした!常日頃、酒は健康のベロメーターと言っているくせに、評判通りの夜景に食欲を奪われたのか?それとも具合でも悪いのか?

 

ではまた。