このブログでも「小池百合子」「緑のたぬき」「みどりのタヌキ」で検索すると、小池百合子東京都知事が随分とヒットする。今、彼女の「学歴詐称」問題が、再びかみたびか知らないが炎上している。そんな中こんなコラムに出会った。

東京新聞2024年4月21日 

「本音のコラム」

政治家小池百合子の命運②

 前川喜平

 

先週の本欄で僕は、小池都知事の学歴詐称とその隠蔽工作の疑惑について、メディアがカイロに行って真相を確かめるべきだろ書いたが、問題はそう簡単ではなく、もっと複雑かつ重大だと言うことが分ってきた。

 

日本のメディアがカイロ大学に取材しても、おそらく「小池は卒業した。声明は大学が出した」と答えるであろう。この問題を追求してきた作家・黒木亮氏によれば、同大学と小池氏は「同じ穴のムジナ」であり、彼女の卒業証書は「プレゼントの証書」なのだという。エジプト通のジャーナリスト・浅川芳裕氏によれば、彼女が「エジプトのパパ」と呼ぶ軍閥政治家・ハーテム氏の権力による「超法規的な卒業証書」だという。

 

小島敏郎氏は記者会見で、問題は通学や試験の実態、成績証明書、同級生などを含み「卒業実態」の有無だと強調した。僕の言葉で言えば小池氏は「裏口卒業」なのだ。それは北原百代氏が証言する小池氏の「学業」の実態や、アラビア語に通じた黒木氏が小池氏のアラビア語を「大学教育を受け、試験を突破できたとは到底思えない」と評していることからも十分推認される。

 

重大なのは、小池氏がエジプト政府とカイロ大学に「生殺与奪を握られている」(浅川氏)ことだ。それは「大きく国益を損ねる状態」(小島氏)なのである。(現代教育行政研究会代表)

 

ではまた。