サドルを上げることで漕ぎやすくなり、むしろ安全になるのでは、と私は思う
マイ・ママチャリは我が家で車の次に運搬能力があるので手放せない。
前後にカゴがつき、でかくて存在感のあるサドルにドシッと座ったままで両足着地できるママチャリは、日本独特の自転車文化らしい。
たしかにサドルに座ったまま両足が地べたに着くのは安心である。ただいつでも着地出来るという安心感からなるべく停めたくないという気持ちを生み、逆に危ないとも言える。
いつでも停車できるから逆に余程の事がない限り停めようとしない。細い道でも、曲がり角でも、ふらふらしながら、ぎりぎりまで停車しようとしないママチャリをよく見かける。
又両足が地べたに着くほどサドルが低いと、膝がくの字に折れ曲がった状態でペダルをまわすことになり、ソファーに座ってペダルを漕ぐようなもので、漕ぎつらくてしょうがない。
サドルを上げると、膝の折れ曲がりも緩くなり漕ぎやすくなる。同時に停車の仕方も変わり、片足に体重を預けサドルからお尻を浮かせながらもう片方で着地するようになる。
とっさの着地もサドルに座ったままででは出来なくなり、否応にも確実に停車せざるをえなくなる。サドルを上げることで、確実に停車して安全を確認するようになる。(続く)
ではまた。