アキレス腱断裂から11週間と2日。

きのう、2週間ぶりに診察に行ってきた。



「○×さん、2番診察室にお入りください」と女性の看護師さん。

「ハ~イ」と返事しながら診察室へ。



○×さん、きょうは装具を外しましょう…

看護師()さんが私の足元を見る。

私はもう無断で装具を外していたので看護師さんは

「えっ!」と小さく叫ぶ。



実はもともとの計画で、この日は装具を外すかどうかの判断をする日であった。それを私が勝手に外してしまっていたものだから看護師さんの目が点になった。

「あ~あ、先生に叱られる…」看護師さんいたずらっぽく言う。



しばらくして先生が隣のパーテーションからやって来た。無断で補身具を外したのは看護師から報告されていたようだ。



先生「…今日みたいに雨の日は滑るから気を付けないとね…」

私「部屋の中では装具つけていません。調子がいいので着けないで来てしまいました。すみません…」

先生「…何週間経った?」

私「2週間ぶりです」

先生「そうじゃなくて、怪我してから」

私「11週間と1日です」経過日数は常に意識しているので即答。

先生「歩ける?」

私「ハの字ですが、歩けます」

先生「気を付けてくださいよ。歩き始め、つまずいたりして再断裂する人が多いから…」



患部をさわり、足を上下に曲げさせ、アキレス腱、らひらめ筋、腓腹筋を触診。

先生「2週間後にもう一度来てください」



ついに、リハビリ開始のことは一言も言わない。そして私がこっそりやっているリハビリで“回復”しているのにも気が付かなかった。



この先生の言う通りにしていたら、アキレス腱の再断裂は防げるかもしれないが、固定(保護)されている足の筋肉はますます萎縮し、筋力は退化していくので回復にかなりの時間がかかる…とカクシン。



どうも「治療」と「リハビリ」を別個の範疇でくくっているような気がして仕方がない。治療が終わってからリハビリを始めるのではなく、治療しながらリハビリを(又はリハビリしながら治療)という考え方できないのかなぁ?