前立腺肥大症と前立腺ガン
多くの高齢者と同じく、
数年前から前立腺肥大症で排尿に不便を感じていた。
糖尿病の影響で不具合の当初は、夜間に数回の尿意があり熟睡できなかった。
泌尿器科で適当な薬を貰い改善していた。
思いがけず大腸ガンの手術を受けることになり、転移ガンも含めてPET-CT 検査で
診てもらうようになった。
御存知の様に、PET-CT 検査ではガン細胞の周囲にアミノ酸が多く集まる所を
赤い色で表示する便利な機械だ。
毎回、頭と泌尿器部分に赤い色が示され、頭は血液が多いことで除外された。
泌尿器の関係、前立腺が最も疑われ、
前立腺ガンのマーカーである「PSA」を、
血液検査で継続的に見てもらっていた。下記だ。
採 取 2018 2020 2020 2021 2022
年月日: 03/13 01/29 06/09 07/27 01/25
PSA : 2.270 2.700 3.080 4.890 4.790 ng/ml
(適正範囲:0.000~4.000 ng/ml) 高い 高い
以上の通り、2018年~2020年09月までは正常範囲だったが、
2021年07月、2022年01月と適正範囲を超えている。
PET-CT 検査で警告される様に、前立腺ガンになっているのか?
泌尿器科:
福山Dr曰く「4.890から4.790へと頭打ちになっている。大丈夫だ。高齢者では
普通の現象だ。ガンになると、40.0とか50.0 ng/mlになる」とのこと。
今まで通りの薬で様子を見ることにした。
この際、ネットで徹底的に調べた。各種大学や病院のデーターが多い。
Fig.01 前立腺
その中で、慶応大学病院の資料が分かり易かったので、概要を拾っておく。
概要
前立腺は男性のみが持っている。膀胱の出口の尿道を取り囲む形で存在しており、
栗の実のような形と大きさをしている。精液の一部分を作っており、射精や排尿の
調節に関わっている。この前立腺が大きくなり尿の通り道が狭くなることで様々な
症状をきたす病態を前立腺肥大症と云う。
誤解されがちですが、前立腺ガンとは関係のない病気。